■ 第1回
喘息とは ■ 成人喘息は、気道の慢性炎症がベースにあって、それに伴い種々の程度の気道狭窄や気道過敏性がみられ、臨床的には繰り返し起こる咳、喘鳴、呼吸困難で特徴づけられる病気と考えられます。気管支の粘膜に慢性的な炎症があるため、気道は非常に過敏な状態になっています。そこに、様々な刺激(ダニなどのアレルゲンや冷気といった環境要因など)が進入して気道の粘膜を刺激し、その結果発作を起こします。発作を起こす度に気道の粘膜の炎症はますます悪化していき、気道の粘膜はより過敏になり、発作をさらに起こしやすくなっていく、という悪循環を起こすのです。
気管支喘息の発作では、気道の閉塞が発作性に起こりますが、そのさい、気管支平滑筋の収縮、分泌物の過分泌、気道粘膜の浮腫の3つの要因が大きく関わってきます(図)。気道閉塞は、発作がおさまるとおさまってきますが、発作を繰り返しているうちに、やがて気道壁の構造そのものに変化が起こってくる場合もあるので、発作を起こさないようにすることがなにより大切なのです。 (図) 
グラクソ・スミスクライン社提供
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