ぜんそく

気管支喘息は、空気の通り道である気道に炎症が起きる疾患であり、「ゼーゼー」、「ヒューヒュー」という症状が見られるようになります。患者さまの気道が過敏になっているため、ダニやハウスダスト、ウイルス、タバコ、冷たい空気などによる刺激が加わると、気道は狭くなります。そのため、咳が出たり、息苦しくなったりして日常生活に影響が出てしまうのです。

治療に際しては、原因となっているハウスダストなどのアレルギー物質を排除し、お薬を適切に用います。具体的な治療薬には、発作を予防するために定期的に使う長期管理薬(コントローラー)と、発作が起きた時に、その症状を鎮めるため頓服的に用いる発作治療薬(リリーバー)の2種類があります。リリーバーを使わなくても済む状態を目指して、コントローラーを上手に使って治していきます。